ビエンチャン旅
日本からラオスへ初上陸したのは3週間前の今日。ビエンチャンにてこれまで数々の観光名所を巡って来た。今日は特に印象に残っている箇所をピックアップし、この場で共有させて頂こうと思う。
まずは、ワット・ホーパケオ。
日本の木造建築とは大きく異なり、豪華な“黄金”で綴られた寺院の偉大さに深く圧倒された。目の前に繰り広げられた階段を一段ずつ登っていくと、周囲には複数の仏像が。一見我々を暖かく出迎えているようだが、実は激しい略奪に耐えてきた仏像であるそうだ。
優しい見た目とは裏腹に、忍耐力の強さを感じられた。

次に、ナイトマーケット。
端から端まで全制覇するには数時間を要するほどの広大さ。衣類から食べ物までオールジャンルの商品を扱っており、ここにさえ来れば日常生活に困ることはないだろう。
そして圧倒的な価格の安さ。お金を憚らず即買いをしてしまう自分に、罪悪感はゼロである。既に私は大量の服や靴、サングラスおよび鞄を購入済みだ。
こんなに安くて大量の品数が取り揃えられたナイトマーケットに適応してしまった以上、私は日本で買い物ができなくなるに違いない。
続いては、パトゥーサイ。
誰もが訪れるべき定番スポットとも言えよう。パリの凱旋門と大きく類似している点において、過去たるフランス植民地の歴史が感じられる。戦死した兵士の霊を慰めるために建てられた塔であるが、内部の工事は未完成のまま終わっているそうだ。
頂上に登ると、青空に囲まれた美しいビエンチャン市内を一望することができた。夜になるとスポットライトに反射し、より一層輝かしく感じられた。
こちらは、ナンプ広場。
年中無休でバレンタインデーなのだろうか?笑 虹色のスポットライトに照らされた噴水は、何とも言えないほどの美しさ。現地料理を堪能しつつ、目の前でローカルな生演奏が聴けるのは大変貴重な体験である。具沢山で胡椒の効いたカオ・パットは、何度食べても飽きることはない。
そして、ブッダパーク。
ブッダと聞くと一見厳かなイメージを持たれがちだが、ここは違う。一体何を考えているのか全く理解できないような、ユーモア溢れるブッダたちの姿に大きく圧倒された。緑の大自然に囲まれた異国の地に、風情を感じられた。今の時代で若い女性に話題となっているインスタ映えには、とっておきの場所かもしれない。

最後に、メコン川沿いの夕陽。

まるで燃え上がる炎のごとく、ラオスとタイの国境間を流れる広大なメコン川に沈んで行く。
ぼーっと眺めていると思わず世界に入り込んでしまい、気付いた頃には時の経過を忘れてしまうほどの圧倒さだった。
どうしても写真に収めたいと思い何度かシャッターを鳴らしたが、レンズ越しでは実際の美しさが伝わらない。
写真は諦めて、自分の目に深く焼き付けることにした。こんなに美しく真っ赤な太陽を見たのは、生まれて初めてかもしれない。
またメコン川沿いに足を運び、美しい夕陽を一望しようと思う。
ラオスでの生活も残り半分。次はラオスのシンボル、タート・ルアンへ足を運びたい。