PTPグループについて
守野 雄揮
PTPグループ 代表取締役社長
代表挨拶
東南アジア最後の秘境と言われる人口700万人の国ラオス(一人当たりのGDPランキング120位前後)で生まれた当社は、日本の食品、日用雑貨、化粧品等を日本から輸入し販売する小売卸業(Phin Tokyo Plaza事業）を主幹事業とし、2023年現在では、ラオス、カンボジア、モルドバ、ジョージアでその事業を展開しております。どの国も日本にいるとあまり身近に感じられないと思いますが、実際にどの国も日本の商品は生活レベルまで根付いていなく、それどころか当社が進出するまでは、大型スーパーマーケットにすら日本の商品がほとんどない様な国でした。多くの会社は「そんな場所で日本商品は売れないだろう」と考え、進出の検討すら行わなかった結果だと考えます。
2015年にラオスで本事業を開店し、大きな紆余曲折を経ながら事業が大きくなりました。
その過程で分かったことは、「商品のニーズを把握しその価値を伝えれば日本の商品は世界中のどこでも販売できるポテンシャルがある。」ということです。
また、日本人駐在が20人前後しかいない様な国、ヨーロッパ最貧国の一つの人口約300万人のモルドバ(一人当たりのGDPランキング100位前後)は開業直後から行列ができる事態となりました。
世界中の国々で日本の商品が求められています。
私は、どんな小さな国でも日本の商品を求める人たちが多くいることを知っています。
アメリカや中国などの巨大マーケットは大手や他社に任せ、未だに日本の商品が行き届いていない様な国の人々に日本の商品の価値を届けることこそを当社のミッションとし努めて参ります。
PTPグループ 代表取締役社長 守野 雄揮
PTPグループは、食品や生活用品など日々の暮らしで使う日本商品の海外でのマーケティングを共同で推し進めている企業グループです。PTPグループは、東南アジアのラオスに本拠を置くPTP株式会社を旗艦企業として、カンボジアのICC株式会社、東欧モルドバのPTP Euro 株式会社、日本のクワトロエスプラス株式会社が構成メンバーとなっています。グループ全体で６つの直営店舗を経営するほか、各国内はもとより国境を接する近隣諸国でも卸売業務を展開しています。日本のクワトロエスプラス株式会社は、日本国内で商品を調達し、それらを他のメンバー企業に輸出する役割を果たしています。2023年5月にPTP Euro 株式会社はモルドバの首都であるキシナウ市に初の直営店舗を開設します。社名が示すように、同社はモルドバでの販売事業だけでなく、ルーマニヤやウクライナ、更にその先にある国々への販路の拡大を目的として発足しました。更に、現在カフカス地域のジョージアでは5番目のPTPグループ会社となるPTP Georgia株式会社の設立を準備中です。2023年8月ころに開業し、ジョージアでの小売・卸売に従事し、近い将来には近隣のアゼルバイジャンとアルメニアへも業務を拡大していく予定です。国際社会において日本製の食品や生活用品への評価は急速に高まってきています。現在はまだそれらの商品が簡単には手に入らない国々においても、一人でも多くの方々に手頃な価格で購入していただけるようにしてゆくことが、PTPグループの使命であると考えています。このような問題は、国際通販（EC）の発達によって解決可能だという意見があります。確かにECは有効な手段はありますが、国内ECと違って国際ECの場合には商品の輸送にかかる費用が極めて高くなるだけでなく、購入者側に煩わしい通関手続きが必要となることも少なくありません。その意味では、日本商品に特化した実店舗があって、そこでリーズナブルな値段で日本商品が入手できるならば、お客様にははるかに便利だと感じていただけるのみならずショッピングの楽しみも実感していただけるものと考えています。PTPグループはその実現のために、グループ企業全体の力を発揮して事業地域の拡大に努め、日本の美味しさや日本の品質を世界にお届けする仕事を続けて参ります。
